ぐらわずLOL日記

LeagueofLegendsプレイヤーの「ぐらわず」がLOLの関心ごとについて語る雑記ブログです

LOL界隈で大流行のダイアナ3rwqe問題とは?マクロってダメなの?【簡単解説・感想】

日本鯖ダイアナ使いの高レートプレイヤーとして知られている「DianyA JP(ダイアニャ)」さんが、マクロを使用していた疑惑が持ち上がり、LOL界隈が盛り上がっています。

f:id:GrandWazir:20191012120016j:plain

なぜそんなに盛り上がっているのか?

このページでは、発覚の経緯や問題点について簡単に紹介します。

 

①発覚の経緯について

②実際、マクロ使ってるの?

③マクロ使うといいことあるの?

④マクロってそもそもダメなの?

⑤盛り上がったのはなぜ?

⑥実は炎上芸だった?

 

①発覚の経緯について

火種が大きく燃え上がる要因となったのは、滝沢ガレンさんによるツイート

こちらの一連のツイート内容を読んでいただければ経緯については全てわかると思います。

 

火種の元となったのは、ダイアニャさんが配信してる時の一幕でした

ダイアニャさんが複数所持しているサブアカウントのうち1つの名前を変更する際に、「3」と打ったところ「3rwqe」と自動入力されたのです

これはダイアナのスキルコンボである「rwqe」を、「3」を押すことで高速で自動入力させるマクロなのではないか、という声があがり、疑惑の目を向けられます。

 

その後、ダイアニャさんは配信で「マクロではない」と表明し、実際に手元を画面に映しながらゲームをプレイしてみるのですが、手入力による「rwqe」コンボはかなり低い成功率でした。

また、「rwqe」が自動で入力された件については、キーボードに手が触れて勝手に入力されただけだ、と述べるのみでその後はその話題に触れることはありませんでした。

 

結局、ご本人はマクロを使っていないと言い張り、リスナーは納得しないまま配信を終えてしまいました

 

②実際、マクロ使ってるの?

現時点で真偽は定かではありませんが、マクロ疑惑の動画内容やその後の釈明からしほぼ間違いなくマクロを利用していると考えていいでしょう

(右手で音も無く高速でrwqeを入力することは、普通はできません。)

 

そして重要なのはダイアナのスキルコンボ「rwqe」が非常に難しいことです

1度でも練習したことがある方はわかると思いますが、自分のような一般プレイヤーが練習しても数十回に1回成功するのが関の山。

ラクティスはもちろん、実戦で成功させるのは歴戦のダイアナ使い・プロでさえ難しいと言う方もいます。

(ダイアニャさん本人でさえ手元を映しながらの練習で数回に1度しか成功させていないことから明らかかと思います。これについて、ダイアニャさんは直近のパッチ変更による影響と語っていました。)

それを実戦で成功させようと思えば成功させてしまっていたのがダイアニャさんですから、以前から付いて回っていたマクロの疑惑が確信に変わっていった感じでしょうか

 

③マクロ使うといいことあるの?

2番で述べたとおり、非常に難しいコンボである「rwqe」ですが、難しいだけに強みがあります。

それは、普通のコンボと違い、相手に反応させる間がないほど瞬時にコンボを叩き込めることです

ダイアナは通常、「Q→R」の順にスキルを発動させるため「Qを打つ間」があるのですが、「rwqe」コンボでは「R→Q」の順に打っているため、間が全く無いまま瞬時に敵との距離を詰められます。

(正確には、「Rを残した状態で瞬時にコンボを叩き込める」こと。ダイアナはQ→Rの順でRのCDが解消するが、R→Qの順でも高速入力・最大射程であればRのCDを解消できる。)

ダイアナの攻撃に反応して砂時計やフラッシュ、その他ブリンクスキル等を使えるはずのコンマ数秒を奪って一方的にコンボを叩き込めるのです。

マクロ無しではほぼ使えないであろうこのコンボですが、もし自由に使えたとすれば活躍できるチャンスはぐっと増えるでしょう

 

ただ勘違いしてはいけないのですが、もちろんこの技ひとつでレートが爆上がりするわけでは全く無いため、疑惑が真実だったとして、ダイアニャさんがマクロ無しでもかなりの実力を持つことは間違いないと思います

 

④マクロってそもそもダメなの?

マクロ使用は公式で否定されており、スクリプティングというチート行為として処罰対象です。以下ページの「スクリプティング」の項にまとめられています。

/dev:LoLからチーターを追放 – Nexus

(特定のキー入力に対する反応を自分で行わず外部プログラムを使って行うもので、超人的なプレイを可能にするもの、とあります。カッコ内表記で、コンボを含むという記載もあり、今回の件に合致します。)

 

また、過去、ボードに記載されている通り、「外部ツールを使用して他のプレイヤーより有利に戦うこと」はチート行為として処罰対象になります。

Riot Japanで行われているチート対策について

 

特に今回の場合は、ある程度リターンがあり非常に難しいコンボがマクロにより成功率が大きく上がるため、疑惑が真実であれば十分処罰対象になると考えられます

今回の件で、公式にマクロの不正利用だと認められればそれなりの処置がされるでしょう

 

(過去のマクロ使用者に対する対応などからマクロ使用はグレーではないか?という意見も見られます。おそらくマクロの影響度や発見のしやすさ、数の多さなどからきちんと対応がとられなかったものがあったんだろうと予測しますが、上記の通り今回の場合はある程度リターンの大きいプレイが、マクロの有無で成功率が大きく変わってしまうため、処罰の程度はわかりませんが、何かしらの対応はとるのではないかなと考えています。また、個人的な考えですが、どんなマクロにせよそのマクロによって少しでもプレイの成功率が上がるなら、たとえ成功率が99%から100%に上がるだけだとしても、それは不正なプレイであるとして規制すべきではないかなと思います。)

 

⑤盛り上がったのはなぜ?

盛り上がった要因はいくつか考えられますが、3点にまとめました。

1.発覚した状況が単に面白すぎた

「3」をタイピングしたら「3rwqe」が出てくるという状況が、隠し続けたマクロ使用がバレる瞬間としてはあまりに間抜けた感じがするため、単に面白がっている、というのが大勢だと思います。

ツイッターでも「3」という数字にかこつけて無理やり「3rwqe」という単語をねじ込むツイートが目立っているように感じます。

 

2.普段から他人を煽るような言動が目立っており、ヘイトを買っていた

ダイアニャさんといえば日本一のダイアナ使いを自称していることで有名です自身の実力や知名度に対する自己評価の高さが言動から強く読み取れるため、それを嫌う人が多くいる印象でした。

また、配信中に対戦相手や味方を罵る発言がいくつかみられるほか、有名配信者であるスタンミジャパンさんとの対戦を双方の視点から切り抜き、動画としてツイッターにアップロードする行為について、「煽り行為」や「売名行為」ととられたのか一部から不評を買っていたようです。

こういった、元からダイアニャさんを快く思わない方々が多数おり、炎上に便乗しているように感じました

 

3.以前からマクロは使っていないと声高に主張していた

過去にマクロ利用について疑惑が持ち上がった際には、手元を映しながらのプレイ動画を撮影するなどして、疑惑解消のため積極的に活動していましたそれが今回の炎上騒動により評価がひっくり返る事態になってしまったため、より騒動が過熱しているものと思われます。

 

 ⑥実は炎上芸だった?

 炎上騒動から1日が経過した後、ダイアニャさんは自身のツイッター上で今回の炎上騒動が狙ったものであることを発表しています

ツイッターの記載によると、目的はTwitchパートナーになるための人集めであり、「3rwqe」と入力するマクロは炎上目的でその場限りのものを作成し動作させていたそうです

記載している通りであれば、想定どおり炎上騒動で人集めはできているため、ご本人としてはひと段落というところでしょうか。

ただ、第三者視点から言うと、最初から仕組んでいたにしては発覚までの流れが自然であったり、マクロ無しでコンボを成功させたプレイを見せられていないなど、不信感がぬぐえません

ツイッターの記載内容からは、最初から仕組んでいたようにもとれますが、苦し紛れの言い訳ともとれます。

この内容では、「マクロ利用がバレたが、体裁を保つために無理な言い訳をしている」と捉えられてもおかしくないと思います。

とはいえ結局のところ、三者視点からはマクロを使用していたかどうかの検証が難しく、我々の目だけでマクロ利用の真偽は断定できない、ということになりそうです。

マクロの不正利用が真実であればRIOTからのお咎めがあると思いますので、その結果が出るまで事態は進展しないでしょう。炎上騒動はここで一区切りついたと言っていいかもしれません

 

追記:RIOTによると、今回の件でどのアカウントにどのような処罰が与えられるかといった詳細は明かすことができないそうです。実際にマクロ使用で処罰があってもダイアニャさん本人が何もなかったと言ってしまえばそれまでですから、我々にはこれ以上どうすることもできません。

f:id:GrandWazir:20191031005946p:plain

関係ないかもしれませんが、いつもやっていたLOLのランク配信はしばらくお休みするそうです。(もしやと思い、直近の配信で使用していたアカウントである「末期末造」、「魔力の奔雷」をOPGGで確認したところ、該当のアカウントが見れなくなっています。BANされたか、自主的に削除したか、名前を変更したかのいずれかですが、これも本人が本当のことを言わない限り真実はわかりません。)

なんにせよ、マクロ使用が真実なら何かしらお咎めがあったはずですから、そっとしておくのがよいでしょう。

 

 

 

ここまでで記事は以上になります。

見てくださってありがとうございました。ぐらわずLOL日記でした。